作品説明
質感や形にこだわった磁器の陶芸作品です。
”貼花”という技法のみを用いて形作っていることから、”総貼花”と名付けられています。
貼花(ちょうか)とは陶磁器の表面に、粘土で作った模様を貼りつける古来から使われた装飾技法です。
この時の”花”は模様を意味し、薄い貼花を何層にも組み合わせることで複雑な質感や形を生み出されたこちらの作品は、貼花を組み合わせた佐合さんオリジナルの表現技法です。
作品の特徴となる繊細な質感や装飾は、貝やフジツボなどの自然物の中から形を磁土に写し取り、それらを再構成することで形成されています。
真っ白ではない透明釉、釉彩の表情や白盛りによる細やかな粒も作品をより複雑に構築していく一手間です。
いつも新鮮な驚きと美しさを感じれる佐合さんならではの美しい作品は、茶碗としてだけでなくオブジェのように飾ってもお楽しみいただけます。
<ご注意点>
可能な限り、実物に近い色味の再現に努めておりますが、お客様のモニターのご利用環境によって、作品の色味の見え方が多少異なる場合がございます。予めご了承のほどお願い致します。
陶芸 | 佐合 道子
プロフィール
- 1984年 三重県生まれ
- 2009年 金沢美術工芸大学 工芸科 卒業
- 2011年 同大学 美術工芸研究科 修士課程 修了
- 2014年 同大学 大学院美術工芸研究科 博士後期課程 満期退学
- 同年4月より同大学にて助手として勤務。(〜’22)
- 2018年 石川県立九谷焼技術研修所 実習科 加飾専攻 修了
- 2018年 技能検定 陶磁器製造(絵付け作業)1級 取得
- 2019年 金沢美術工芸大学 大学院美術工芸研究科 博士後期課程 学位取得(芸術)
- 現在は金沢市内にて制作
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