作品説明
中国では吉祥図案である"桃と蝙蝠(こうもり)"を描いた九谷焼の香水瓶です。
桃は長寿を、蝙蝠は福を呼ぶと言われており、中国では古くから親しまれている図案になります。ころんとした器の形を桃に見立て、地色の鮮やかなピンク色は、「テレピン叩き」と呼ばれる現代ではあまり使われなくなった九谷の伝統技法を使って施されています。
素地は、高度な技術が必要な素地作りに定評があり、繊細な美意識を細部にまで通わせるセンスを伏せ持つ工藤完子氏と、九谷焼技術研修所の設立当時から定年退職まで教鞭を執っていたことからも分かる、様々な技術や技法、そして豊富な知識や経験を持つ工藤武氏のお二人が手掛けました。
<ご注意点>
可能な限り、実物に近い色味の再現に努めておりますが、お客様のモニターのご利用環境によって、作品の色味の見え方が多少異なる場合がございます。予めご了承のほどお願い致します。
九谷焼 | 伊藤 由紀子
プロフィール
- 神奈川県横浜市生まれ
- 2001年 女子美術大学 工芸科 卒業
- 2001年 陶彫刻家 藤田昭子氏 師事
- 2002年 (財) 金津創作の森財団 創作工房 勤務(〜2010年)
- 2012年 九谷焼技術研修所 本科 修了
- 2012年 (株)錦山窯 勤務
- 2018年 独立
- 現在 石川県、関東を中心に活動中
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